左右の高さが違うとか、ゆるみやすいといった理由で、袴下の結びとしては向かないけれども、いわゆる普通の着物では最も一般的な結び方なので、覚えておいて損はないと思う。男女共に使えます。

貝の口結び
１．帯の一方の端を二つ折りにする。	２．帯幅×３くらいの部分を持ち、背中から回して前に持ってくる。	３．て を たれ で押さえるようにしながら帯を巻き始める。
４．もう一巻きし、軽く引き締める。	５．たれの余分を内側に折り込む。（て と同じくらいの長さになるように）	６．て を下に（わ も下）、たれ を上にして交差させる。
７．たれを下から上に通して結び、引き締める。	８．て を斜め上に折り上げ、たれを引き上げるようにして結ぶ。	９．形を整える。
10．右手で結び目、左手で後ろを持って回す。	11．できあがり。中心線から少しはずすのが粋なんだそうだ。（角帯の場合）